ミステリー・サスペンス・ハードボイルド8

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金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲
こういったアンソロジーには、あたりはずれがあるものだと思ってました。しかし、ひどいはずれはありませんでしたが、あたりと思えるものもありませんでした。ただ、これはあくまで私の感想です。力を抜いていると......
末枯れの花守り (角川文庫)
花は散るから美しい。 しかし、人は永遠に咲く花を求める。 人とあやかしの描かれ方が実に美しい。 泉鏡花に通ずる美しさがあると解説にあるが、 鏡花とは違った色彩でストーリーを紡ぐ人だ。 映像作家だ......
五人姉妹
菅 浩江さんの短編集です。あの「永遠の森」よりいいかも。 色々な味の短編でレベルもまちまちですが、すばらしい作品がつづられています。 欧米の短編作家に比類する作家なのだと確信しました。 「ふたりジ......
夜陰譚
雑誌や文庫に発表された短編に、書き下ろしを加えたホラーの短編集。「気色の悪いもの」は、出来てきませんが、しとしと、じめじめくる、陰湿な恐怖があります。女性にしか、書けないだろうな、と思わせる作品集で......
アイ・アム I am. (祥伝社文庫)
アンマキャフリーさんの「歌う船」をちょっと思い出しました。あのシリーズも人間とは?心とは?というのがずーっと底の所でテーマになっていましたっけ。 さて、このお話はみきちゃんが主人公なのですが一言で言......
メルサスの少年―「螺旋の街」の物語 (徳間デュアル文庫)
菅浩江氏の作品は、この本が初めて。 とても日本の女性が書いたものとは思えなかったと言ったら失礼か、 海外翻訳ものを読んでいる気がした。 少年イェノムの成長過程で、読んでいる間、私は自分が彼の横にいる......
“柊の僧兵”記 (徳間デュアル文庫)
面白かったです。登場人物が自由自在に動き回っていて読んでいてとても気持ちが良かったし、きれいな話なので読後にはすがすがしい気持ちになることが出来ました。少しだけはしょった感じを受けましたが、物語の展......
永遠の森―博物館惑星
▼STORY 地球の衛星軌道上に浮かぶ巨大衛星〈アフロディーテ〉。 そこには既知宇宙すべての芸術品が収蔵され、データベース・コンピュータに 神経接続された学芸員たちが日々、美の追究に勤しん......
エロティシズム12幻想
おもしろいです。エロティシズムといってもポルノではなく完全な幻想小説集ですね。どの作品も真剣にとりくんだものだという気迫がありました。いいかげんに描いている著者はいないと思います。全体にたいへんレベ......
末枯れの花守り (スニーカーブックス)
花は散るから美しい。 しかし、人は永遠に咲く花を求める。 人とあやかしの描かれ方が実に美しい。 泉鏡花に通ずる美しさがあると解説にあるが、 鏡花とは違った色彩でストーリーを紡ぐ人だ。 映像作家だ......
鬼女の都
とにかく京都の描写が細かい。京都には修学旅行しか行っていない私としては、「清水寺とか、金閣寺を見たからもういいや」と思っていたが、もう一度京都に行って、何が変わって、何が変わらないのか、自分の目で見......
氷結の魂〈下〉 (トクマ・ノベルズ)
どうしても「5人姉妹」とかを先に読んでしまったせいか、登場人物が少し荒削りかと思う(というより、個性的キャラが多すぎて、収集がつかないというか・・・。一人一人だけでも1冊ぐらいの本が書けそうなくらい......
バトル・ロワイアル (7) (ヤングチャンピオンコミックス)
この巻のほとんどが、三村信史と桐山和雄のバトルです。最後のページに載っているバトル・ロワイアル人気投票結果では、主人公の七原秋也(2位)を抜いて三村信史が1位でした。三村信史はクラスメイトだけでなく......
バトル・ロワイアル 上 幻冬舎文庫 た 18-1
支給される武器がサブマシンガンからフォークまであってオモローでした。マシンガン竹槍ロケットランチャー日本刀吹き矢チェーンソーガトリング砲↑こんな武器があればもっと楽しめましたな。確かに全てを通して問......
バトル・ロワイアル 下 幻冬舎文庫 た 18-2
イングラムを支給された男は銃を撃ちすぎでしょ〜 弾がそんなにあるのか? と思いましたね確かに全てを通して問題作でリアルな表現が多い。グロテスクな描写も描かれている。しかし、人間が恐怖のどん底に......
バトル・ロワイアル (6) (ヤングチャンピオンコミックス)
川田チームと杉村が合流しますが、すぐに別れます。少々回想シーンも含まれていますが、内容はしっかり理解できます。三村と豊に、これからの運命を変える出会いもあります。それは読んでのお楽しみ!前巻の様に酷......
バトル・ロワイアル (5) (ヤングチャンピオンコミックス)
この巻で2人死んでしまいます。酷い絵が多いので、気が弱い方にはお勧めできません。自分的には、結構好きな漫画です。小説・映画では味わえない快感(?)を感じることができます。...
バトル・ロワイアル (4) (ヤングチャンピオンコミックス)
この巻は、そ〜んなに惨い絵が無かったかなぁと思います。美しい死に方をしたなぁ〜と思った生徒もいました。しかし多少は惨いというか悲惨な絵もあるので、読む際には注意が必要ですヨ。三村信二の作戦も着々と進......
バトル・ロワイアル (3) (ヤングチャンピオンコミックス)
バトルロワイヤルは小説をよんではまりマンガに手を出したが・・・ 1巻で最初は挫折(絵のグロさによって)しましたがもう一回挑戦して3巻まで読みました この巻は1、2巻に比べるとそこまでグロくないので我......
バトル・ロワイアル・インサイダー―BRI
映画制作で起こった出来事が書かれていて面白かった。チョイ役の役者さんは映画中ではあまり顔などよく見れなかったけど、読んで「あ!この人そうだったのか」と色々と発見がありました。映画ファンは読むべし!!......
バトル・ロワイアル (2) (ヤングチャンピオンコミックス)
人を信じることが勇気なのか?人を救うことが正義なのか?この本を読むと、そんなアマいことは言っていられません。中学生同士が殺しあうなんて実際にはありえないことですが、読む人間に現実を突きつけている感じ......
バトル・ロワイアル (1) (ヤングチャンピオンコミックス)
殺し合いを肯定する本だとか言う前に読んでみてはいかかでしょうか。 所詮は本なのですから。ストーリーやセリフは最高に熱いです!中学生同士が殺し合うなんて普通の人なら考えれません!(悪い意味じゃないです......
バトル・ロワイアル
この本を読む際に、自分達のクラスと重ねて読むと二倍も三倍も楽しめます。世間はこの本を〔殺し合いを肯定する〕〔内容が過激〕とか言って国会でもワーワー言われましたが、所詮本です。読むなら楽しんで読みまし......
枕女優
期待して手に取ったのですが、なんだかなぁ・・という感想です。 女性週刊誌の小説みたいです。 センセーショナルではあるけれども、なんとなく薄っぺらで。 誰かをモデルにてるのかもしれませんが、(なんとな......
家内安全 (新風舎文庫) (新風舎文庫)
読み終えた瞬間の感想は、☆☆☆ぐらいかな。 しかし、実は喫茶店にこの文庫を持って入って2時間半あまり。 一気にノンストップで読んでしまったのだ。 こういうことはなかなかない。 それだけ、筆者のホ......
砂漠の薔薇 (幻冬舎文庫 し 13-8)
幼稚園や小学校の受験が盛んな地域。 同世代の子供たちを同じ幼児教室に通わせるママ友同士。 友達、といっても、受験のライバル同士なので、足の引っ張り合い、 イヤミの応酬など、ドロリとイヤな空気の集まり......
ベッド・イズ・バッド (新風舎文庫) (新風舎文庫)
太郎を福山雅治に演じてもらいたい。 澄子は樋口可南子あたりがいいかな。 などと勝手にイマジネーションを膨らませながら読んだ。 久しぶりにおもしろい作品に出会った気がする。 特に介護用品や介護認定......
ブルーバレンタイン
この作品に「無間地獄」「溝鼠〜」「カリスマ」等の期待を抱いてはいけない。 また、「摂氏零度〜」「枕女優」レベルの期待もNG。 携帯メール形式の横書きの読みづらさも去ることなら、 同じ形態の小説「電車......
摂氏零度の少女
主人公の涼子の思考と本を読んだ自分の思考とは正反対だなと感じました。母にタリウムを与える行為は彼女の中で正当化されたことで普段深く考えもしない色々なことが彼女にとれば悪なのだと思わずにいられなくなり......
銀行籠城 (幻冬舎文庫 し 13-7)
04年03月刊行の単行本を文庫化した作品です. 銀行籠城の臨場感を出すためか,章ごとに日時が添えられており, 犯人側と刑事側,それぞれをこまかく切り替えながら進むのですが, どうも効果的とは思えず......
夜騎士物語 2 (2) (アクションコミックス)
新堂冬樹&早川ナオヤ コンビの「無間地獄」に続く第2弾 コミックスのために書き下ろしたオリジナルストーリー!! ホストクラブにやって来るお客様に もちろんキレイなお姉さまも続々登場!! 新堂冬......
吐きたいほど愛してる。 (新潮文庫 し 58-1)
「食事前には読まないで下さい」という内容の解説が付けられている。 なるほど、この猟奇的描写の連続を読んでいると、表題どうり、吐き気すら催す。 しかし、本書の猟奇性は、天ぷらで言えば、衣に過ぎない。......
黒い太陽 第5巻(完) (マンサンコミックス)
大ゴマで飛び出す過剰表現パワーは衰えることがなく、 作品のテンションが高いまま一気に読み進めることが出来ました。 ただ、最後にいくにつれコピペが多くなってくるのと、 アシスタントが書く人物の顔が変......
日本一不運な男
過去の作品の使い回しなオチ。いつも以上に比喩が俗悪だし人物の描き方も薄っぺら。白新堂と黒新堂の間を狙ったかのように聞いているが、軽さの点でも空回り。これがはじめて読む新堂作品であったなら他の作品を手......
百年恋人
若い二人の純愛小説。両家の家族の反対を押し切り愛を貫く・・・ 前作「あなたに逢えてよかった」に結末が似ているような気がしました。 個人的には新堂冬樹は恋愛小説よりも黒新堂のほうが好きです。ケータイ小......
エキストラ・ジョーカーKER
美形をたくさん登場させればそれでいい、というものでもないなと思いました。作画担当の方の力量不足で女の子があまり可愛くないのも残念ですが、人が多すぎて誰が主役なのか、わからない状態。インパクトが全くも......
トップランド2001―天使エピソード〈1〉 (幻冬舎文庫)
そうです。ついに、トップランシリーズが再登場!流水ファンとしてはうれしいかぎりです。まだ、流水作品を読んだことのない方もトップランを読んだことのない方もこれ単独で楽しめる作品です。こんな作家がいるの......
エキストラ・ジョーカーJOE
原作が面白かったので、コミックも期待して2冊一気に買ったのが、そもそもの失敗かな〜。原作と話が違うし、なにより絵が付いていっていない。表紙にだまされて買った人も多いはず。原作は読んでいたのですが・・......
Wドライヴ院 (講談社文庫)
こちらを見て読みました。お決まりの奇抜な設定と多くの言葉遊び。 相変わらずだなぁ…と思って読んでいたら最後はどビックリな落ち! 著者のアソビゴコロに騙されている間にいきなりノックダウンです。 文章は......
秘密屋 白 (講談社ノベルス)
『赤』と『白』の二つの本の中では、間違いなくこっちの方が面白い。主人公の視点の章と『秘密屋』の視点の章が交互に繰り返されていき、結末を迎える。分ける必要が果たしてあったのか? 都市伝説の裏にあるモノ......
秘密屋 赤 (講談社ノベルス)
二巻同時に発売させているので、この本から先に読んだほうがいいです。とはいえ、都市伝説に詳しくない僕は普通にすらっと読めるのですが、(といってもトイレの花子さんやコカコーラの話位は知ってますが)詳しい......
トップラン〈第5話〉最終話に専念 (幻冬舎文庫)
デビュー当時からこの作家の著作にはすべて目を通しているけれども、冊数を重ねていくに連れて、読ませる話作りがだんだんできるようになってきた。 トップラン、第五巻。この作家の、現時点までの最高傑作である......
トップラン〈第4話〉クイズ大逆転 (幻冬舎文庫)
我慢の限界が来て読むのをやめた四巻。 ここまで頑張った自分を褒めてやりたい。 主人公の薀蓄というか、心内でごちゃごちゃ考えるのがうざすぎ。トップランの4冊目です。タイトルにもあるクイズ対決はなかな......
トップラン〈第3話〉身代金ローン (幻冬舎文庫)
何が書きたいのか? この本のどこに面白いという要素があるのだろう。 もう寒気がするほど嫌だ。意味不明で何の必要性もない文章の羅列でしかなく、ストレスのたまる一方。...
トップラン〈第2話〉恋人は誘拐犯 (幻冬舎文庫)
一章が前回の回想。 この本に書かれているすべては中身がないこと。 もう作者が何をしたいのか全然わからず、かなり勘弁してほしい一冊。 ...
ジョーカー涼 (講談社文庫)
なんか、探偵の推理方法がいちいち凝ってて疲れる。 ファジィ推理、理路乱歩、消去推理などなど。 そんなのはどーでもいい。 というか子供っぽくて読んでて恥ずかしくなるし。 (ファジィ推理は推理として成り......
コズミック水 (講談社文庫)
おすすめされている順番で読み切りましたが、やたら時間がかかりました。この順番で読むとある仕掛けが浮かび上がるとのことでしたが、何が浮かび上がったっけ?という感じ。途中で止めるのも癪なので意地で読みま......
ジョーカー清 (講談社文庫)
このシリーズを流、清、涼、水(清涼IN流水)と読みましたが、感想は一言「疲れた」というだけです。いろんな必殺技(のような推理方法)を駆使する探偵がたくさん登場しますが、なんか名前だけでたいした推理を......
コズミック流 (講談社文庫)
なんてバカな本だろうか(笑)。その一言に尽きる。 切り詰めれば5ページの短編にだってまとめられるようなメイントックのアイディアを、徹底的に引き伸ばして引き伸ばして引き伸ばして、文庫本2冊分の分量に......
トップラン〈第1話〉ここが最前線 (幻冬舎文庫)
何てうぜえんだこの本。テンポ悪すぎだ。クイズ受けるんだけど一問ごとにごっちゃごっちゃ意味のなさすぎること考えまくって何がしたいんだ作者は。おまけに答えなにから結局はぁ?って感じでもう駄目駄目。エン......
全日本じゃんけんトーナメント (幻冬舎文庫)
じゃんけんという日本人なら誰でも知っている遊びを理論(ロジック)で解明できるか・・・という話しです...
カーニバル・デイ―新人類の記念日 (講談社ノベルス)
カーニバル三部作の後編。 前編と中編を読んで、なおもこれを読む気力があるというのならば、 誰も止めはしない、読め! だけど中編より分厚いぞ?前編を読んだ後より、中編を読んだあとのほうがテンションが低......
ブルー・デビル
みずきとの不倫、突然の妻の事故死、妻の49日が終わったときから現れた彼女の幽霊、そして信人の周囲で起こる不思議な出来事。オカルトっぽいミステリー、後半盛り上がり段々面白くなってきた...
心はいつも荒野 (講談社文庫)
サワヤカな読後感ながら、主人公が結論をつかみとるまでの軌跡に、それだけの説得力があったとは感じられなかったのが残念。人が自分を嫌うには、もっと根深い理由があるように思ったものだから、そう簡単にいく......
存在の果てしなき幻 (カッパ・ノベルス)
見よ、このオープニングの妙。これこそ司城志朗だ!内容紹介にあるような理不尽な状況に主人公をほうり込む。いったい何が起こっているのか。読者も主人公と一緒に混乱に巻き込まれる。うまいなぁ。さすがだなぁ。......
秋と黄昏の殺人
司城志朗の特色は何と言ってもオープニングの不可思議さにあると思う。「いったい何が起こっているのか?」といったオープニングからたたみかけるような展開を得意としていると思っていたが、本書は意外にもストレ......
ゲノム・ハザード
イラストレーター鳥山の誕生日に起こった、これまでの記憶を覆す、もう一人の自分を探るSFサスペンス。今日までの日常は、鳥山のものではなかったのか…?鳥山の記憶が徐々に薄れ、「僕」が顕在化してきたのは、......
わが一高時代の犯罪 (ハルキ文庫)
同級生の身に、何が起きたのか?消える人間! 真相はちょっと拍子抜けするものの、いきいきと描かれたバンカラな学生たちの生活がとても楽しい。...
君らの魂を悪魔に売りつけよ―新青年傑作選 (角川文庫)
浅いんじゃないかな、………と、思うのですが。小粒揃いという感じでしょうか?それから、タイトルのテーマとオムニバスの主題が、合ってないですよ…(と思う)。横溝正史の作品など、なかなかそれ自体良質なので......
クトゥルー怪異録 (学研M文庫)
1994年に出た単行本の文庫化。 1992年にTBSで放送されたテレビドラマ『インスマスを覆う陰』に触発されてつくられたアンソロジー。ドラマに主演した佐野史郎、脚本家の小中千昭が作品を書き下ろした......
成吉思汗(ジンギスカン)の秘密 (ハルキ文庫)
「時の娘」に触発されて書いたと思われる。ベッド・ディテクティブに歴史推理を組み合わせたもの。義経の大脱出説は昔からあり、特に北海道には義経伝説が残っている箇所が多いと言う。それだけ義経の人気が昔から......
人形はなぜ殺される (ハルキ文庫)
最近の「本格」というと、笑えないギャグであったり、サギにあったような気がしたり・・・。本格ミステリーを読みたいけれど、駄作に当たった時の落胆は嫌だなぁ、と疑心暗鬼になっている人にオススメです。真正面......
帝国の死角 (下)
ある意味では壮大な1アイデアのなので説明が難しいが、この下巻ではとりあえず『白昼の死角』(意図してかせずしてか、両者とも“死角”である)のような詐欺、『邪教の神』のような新興宗教を扱った、高木彬光の......
黒白の虹
兜町(東京の証券街)を舞台にした株価操作をめぐる人間模様。殺人事件は...なかなか起こらない。でも、もしかすると殺人が起きるまでのほうが面白いかも..というなかなか珍しい推理小説。そして何人かの男女......
フォア・フォーズの素数
竹本健治の第2短編集です。「あとがき」に「読者の琴線に心地よいメロディを響かせることがあるならば、作者にとってこれに優る喜びはない。」とあります。しかし、ここでの旋律は、むしろ短調の暗いものです。......
ウロボロスの偽書 上 講談社文庫 た 27-2
作品に対して作者の立場が確定していたのは昔の話。今私が読んでいるこの文章を書いたのは誰?と思わせる文学的な実験が盛り沢山の意欲作。残念なのは実験が優れているのに話自体が優れていないこと。ただ、その実......
ウロボロスの偽書 下 講談社文庫 た 27-3
話題のミステリ作家竹本健二の大大異色作。小説の中には3つの世界が同時に存在しており、時折はお互いにくっついたり離れたりする中で小説はひとつのストーリーをつむいでいく。なぞを解くことがメインではなく、......
風刃迷宮 (光文社文庫)
1998年にカッパ・ノベルスとして出たものの文庫化。 牧場智久シリーズの一冊。 竹本健治氏の作品を読むのは10年ぶりくらいだったのだが、相変わらず訳が分からない。混沌としたストーリー、次々と現......
鏡面のクー (ハルキ文庫)
『クー』シリーズの第2弾。シリーズ順に読むことをおすすめする。 昔のスペース・オペラに、精神世界を融合させたようなSF小説。性と暴力に満ちているので、苦手な人も多いかも知れない。異様な迫力はある......
クー (ハルキ文庫)
武本さんって言うと、類子×牧場シリーズが印象深かったりするのですけど、コレは打って変わって、SFバイオレンスです・・。おまけに凄まじい凌辱の嵐。なまじフランス書院の官能小説など及びもしないほどの筆力......
「魔の四面体(テトラヘドロン)」の悪霊―パーミリオンのネコ〈4〉 (ハルキ文庫)
時は未来。宇宙を舞台に活躍する女性スパイナーを主人公とした6つの短編。主人公が、犯罪者や謎を追いかける話です。長編も良いですが、短編の方がスピードがあり、引き込まれました。趣が違う話が次々出てきて、......
兇殺のミッシング・リンク―パーミリオンのネコ〈3〉 (ハルキ文庫)
舞台は未来。天才的な女性スナパーが、連続殺人のつながりを解きながら、その犯人を追いかける物語。お調子ものの相棒も、相変わらずの活躍です。人類が移住した星の様子、戦闘シーン、暗殺のためのいろいろな道具......
狂い壁 狂い窓 (講談社ノベルス)
まず、雰囲気ですけど、抜群です。竹本ミステリーは何冊か読んできたけど、コレは半端じゃないですね・・。なんか昭和30年代の薄汚れた、暗くて不気味でイカレタような、そんな魍魎な雰囲気です。夜中に読むと、......
殺戮のための超・絶・技・巧―パーミリオンのネコ〈1〉 (ハルキ文庫)
D種犯罪者と呼ばれる極秘扱いの犯罪者を専門に狩り出す特務捜査官のネコ。百万に一つの失敗もないといわれるほどスゴ腕の女性で、ついた通り名が『パーミリオンのネコ』。標的は、数年前に惑星プレノリアでのテロ......
入神
囲碁高段者で、小説家デビューの前はマンガ家志望だったという竹本健治、渾身の囲碁マンガ。(この作品の執筆途中で「ヒカルの碁」が登場したのだそうだ)竹本健治のミステリの探偵役として活躍の若き本因坊、牧場......
緑衣の牙 (光文社文庫)
女子高が舞台で、主要な男キャラは囲碁師の牧場のみという感じ。あとは女ばっかし。女子高ということで、教科書的に個性的な女たちが出てきますね。マドンナといわれる美女、めちゃくちゃ知的秀才、寡黙で暗い人、......
閉じ箱 (角川ホラー文庫)
人の狂気を書く作家、竹本健治の短編恐怖小説集。 氏は「はこの中の失楽」やウロボロスの偽書など、傑作を書いているが、それらよりもこの短編のほうが面白かった。 表題作の「閉じ箱」は一見わけがわからない......
妖霧の舌 (光文社文庫)
最初はやや微妙かなと思いましたが、全体の霧たちこめる雰囲気や、 類子さんの心理の動きに最後はけっこう引き込まれました。やはり 霧とか、得意でいらっしゃるのでしょうか。 それから桃井君のオタク的バイ......
殺意は幽霊館から―天才・龍之介がゆく! (祥伝社文庫)
御値段も手ごろで,それ程ボリュームもないし,手軽にサクッと読むのにはちょうど良い作品です。ちょっとした推理クイズのような感覚で楽しむには良いかも。この作者の作品ですから,一応水準はクリアしてるとは思......
400年の遺言―死の庭園の死 (角川文庫)
後半、蔭山の回想的推理がちょいこじつけ気味か。 客観的事実を積み重ねて推理してもらいたかった。 雰囲気はいいので、オマケして星3つ。 ついに「400年の遺言」が文庫化しました。この日をどれだけ待っ......
奇蹟審問官アーサー―神の手の不可能殺人 (講談社ノベルス)
<ネタバレあり>読後、あまりにも偶然の重なりすぎる奇妙な事件とそのトリックに、「そんなのありかよ!」と思わずにはいられなかった。 読み手に謎の解明を許さないほどの不可能殺人が続くが、結局は反則に近い......
3000年の密室 (光文社文庫)
縄文人他殺死体ミイラの発見現場は、密室! 科学捜査の存在しない縄文時代に密室は意味無かろうと、読み進めるうちに・・・ まさに3000年を有効に使った密室トリックっ! 納得できます。 本格ミステリー......
幽霊船が消えるまで―天才・龍之介がゆく!
この作品は龍之介シリーズの2作目に当たるそうだが、 1作目は読んでいない私も、まだシリーズの初めだからか、 すんなりと登場人物たちになじんでいけた。 エメラルドネックレスの盗難事件や幽霊船事件......
殺意は砂糖の右側に (ノン・ノベル)
とにかくキャラクターが良い。扱う事件は怖いまでに滑稽で愚かしく、どす黒い悪意に満ちたものばかりだが、それを解決する探偵役の龍之介の朴訥な人柄が読後感をさわやかなものにしてくれる。語り役の光章(龍之介......
マスグレイヴ館の島
内と外から施錠された「密室牢獄」の中で墜落死した男と、まわりを食べ物に囲まれたテーブルの上で餓死した男。現代に蘇った【マスグレイヴ館の島】は百年前の奇想のままに、不可思議な死で飾られた。暗号やトリッ......
アリア系銀河鉄道―三月宇佐見のお茶の会 (講談社ノベルス)
ちょっとした拍子に他の世界に紛れ込んでしまう癖のある宇佐見博士。彼はそれぞれの、この世界とは違う世界のそれぞれの物理法則の中で起きた事件の謎を解いていきます。 なんだか、児童書のぽっぺん先生シリー......
ifの迷宮 (カッパ・ノベルス)
出生前遺伝子診断が当然のことになっている近未来。 進んだ鑑識技術をあざ笑うかのような事件が起きます。 死人が人を殺したとしか思えないのです。 そして、障害のある子どもを持つ刑事にその子どもを「失敗......
贋作館事件
ん〜。 オリジナルには勝てないのかなあ。 推理小説において「偶然」に頼った展開は、個人的には嫌いです。 そういう作品が4,5編ありました。 雰囲気は楽しめました。 ...
サタンの僧院
主人公の甲斐・クレメンスは神学校の生徒。兄はかつてその神学校のカリスマ的存在だったアーサー・クレメンス。 その甲斐は、アーサー王伝説の緑の騎士とアーサー王の剣の事件に遭遇し、それからどんどんと超常......
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